スイス留学日記番外編:カタール航空のススメ
留学の最後に、スイスからの帰路にてカタールにストップオーバーしてきました!
せっかくなので、日本人からしたらあまりイメージのないカタールの首都、ドーハについて簡単に紹介したいと思います!
まずカタールの場所。
サウジアラビアに隣接する湾岸諸国の一つです。
アラビア半島からペルシャ湾ににょきっと突き出した小さな半島で、その名前は一粒のしずく、という意味のアラビア語に由来するそうです。
このカタール、この小さな領土ながら世界有数の天然ガス埋蔵量を誇り、ホットでゴージャスな超絶バブル状態なんですw
そんなカタール、わざわざ旅行の目的地にするのはちょっとなぁ、という方でも、カタール航空で乗り換え時間5時間以上で乗り継ぎさえすれば気軽に観光出来ちゃうんです!
まずは空港について。
カタール航空の拠点は2014年にグランドオープンしたばかりのハマド国際空港。
もう空港というよりかは大きなショッピングモールという感じです!
フードコートやコンビニも充実ですが、要注意、ここはドーハ市街に比べて物価が倍以上、ボトルのミネラルウオーターなんか、町の10倍近くします。
街に出るのならあまりここでは無理して買わないようにしましょう!
それでは具体的にドーハ観光について話していきましょう!
カタール航空でストップオーバーする方法は二つあります。
これらはホームページや空港での問い合わせではあまり情報が得られないので参考にしていただければと思います。
①イミグレーションでビザを買う方法
②ビザを取らず、3時間の短期ツアーで見回る方法
です。
①について。
これはよく注意が必要です。
そもそも、制度的にはできる模様なのですが、係員はそうした案内をしてくれないからです。
まず、僕はスーツケースを預けた際に、カタールで街に出られるのか、と聞いたところ、「ええ、もちろん出れるわ。イミグレーションでビザ買ってね。」と言われました。
そして何食わぬ顔で持ち込みの荷物に黄色いタグを付けられました。
これ!
実はすごい重要なんです。
お姉さんは知ってか知らずか、この黄色いタグ、「トランジットですよー」っていうマークなんですね。
なので、飛行機でドーハ着いた瞬間に黄色いタグの人はこっちですよー、と誘導されますが、ここでついて行っては一貫の終りです。
乗り換え専用ターミナルに誘導され、イミグレーションへの道は閉ざされます。
②へ進む。
実際僕はそうでした。
しかし、出発時に言われた通り、制度上は問題ないはずなので、どうしてもイミグレーションから出たい人は飛行機を降りた瞬間、お姉さんの制止を振り切り、乗り換えターミナルではなくイミグレーションに向かいましょう。
そもそも黄色いタグを隠しておいたほうがいいかもしれません。
そしてイミグレーションでビザを買った後はタクシーがおすすめです(サウジアラビア人の友人談)
カタールのタクシーの運ちゃん(及び労働者全般)はほぼ外国人なので、基本的に英語をしゃべれます。
予算の上限を付けて、一日観光したいから乗せてくれ、と交渉しましょう。
日本円にして、5000-6000円程度あれば運ちゃんの裁量でおすすめのスポットを回ってくれるそうです。
これを大幅に上回るようでしたらぼったくりなので交渉決裂で次の運ちゃんを探すべき、とのアドバイスでした。
また、カタール航空自体も日帰りのツアーを結構用意しているので、うまく入国出来た暁にはこちらを活用してみるのもいいかもしれません。
Qatar Activities & Tours | Qatar Airways Holidays Global
続いて②について。
これが一番簡単かもしれません。
カタール航空は乗り継ぎ時間が5時間から12時間の客を対象に、3時間でのドーハツアーを用意してます。
これは昼に3回、夜に1回です。
所定のツアー予約カウンターに行けば簡単に案内してくれます。
僕は夜のツアーに行きました。
まずは16時に受け付け開始して、18時半に再集合、係員の指示に従って入国、という感じです。なんとこれ、驚くことに無料なんです。
内容も三時間なので見きれない、という短所を除けば大満足ですよ!
ただ、その分人気も結構あるので早めに受付することをお勧めします。
ツアーは基本バスで、添乗員さんも流暢な英語で説明してくれます。
ツアーのハイライトは大きくふたつ。
ひとつめはイスラム現代美術館と高層ビル群を望む夜景。
イスラム美術館は最近できたものらしいです。
ただ、夜はやってないので中に入れず残念。
これを見るには昼に行くしかないみたいです。
夜景。
これはあまり説明いらないでしょう。
香港かと見紛うくらいの美しい夜景です。
天然ガスマネーの恐ろしさを知りました。
続いて向かったのがスークワキーフ。
伝統的な市場です。
一度火事で焼けてしまったが、当時の姿のまま、一部移築、再建されたそうです。
ドーハの街は基本外国人が多いんですが、ここでは地元の人が見られました。
こういう雰囲気大好きです。
さすがに英語もしゃべれないと買い物は厳しいな、と思ってたんですが、伝統衣装のお店に入ってみると10歳ぐらいの店番の男の子が流暢な英語で話しかけてくれました。
さすがに予想してなかったのでびっくりしてしましましたが、教育水準高いんですかね。
奥にはペットショップのストリートも。
日本だったら絶対訴えられるレベルで動物たちをぎゅうぎゅう詰でうってましたが、ペルシャ猫とかかわいすぎで思わず持って帰りそうになりましたw
ここを見終わると空港への帰還。
ここでも係員の手引きで簡単に中へ。
たった三時間でしたが、充実のドーハ滞在でした!
皆さんも是非ヨーロッパ、アフリカ、南米へ遠出の際はカタール航空で、敢えて乗り継ぎ時間が長めのルートで旅してみては?
P.S. カタール航空には乗り継ぎがやむを得ない理由(乗り継ぎがない、遅延などのトラブルで乗り過ごした)で8時間以上になる場合、5つ星ホテルを無料で提供しているそうです。
ぶっちゃけ僕はこれも期待してたんですが、セールで買ったチケットには適応されないそうで泣く泣くあきらめました。
多少高くても、通常料金で買ったほうがいいのかもしれません。